Brain of D:不定期ダイアリー

日記をつける習慣などありもしないのに、趣味のサイトを立ち上げるただそれだけのために始まったこの記録。読み返してみると自分が何を考えて生きてきたのかがわかって面白いし、その多くはやはりオーディオや洋楽ロック、アニメなどの話題で占められているところに自分らしさを感じる。(07.10.1)

07年3月23日(金)洋楽ロックとオーディオ

最近はオーディオに対する物欲も減退ぎみ。新しいスピーカーが欲しいのは確かだけれど、何を購入したら末永く使っていけるのかが判然としない。まだまだ洋楽ロックを聴き続けていくと思うけれども、自分の中の音楽性が変化しているようで、リズム主体で爆音を轟かせるようなロックミュージックにはついていけない。年を重ねたからなのか、メロディがとても大切になってきている。聴いていて気持ち良くなれる、どちらかというと穏やかな感じの音に惹かれる傾向にある。

オーディオについて言うと、いままでずっと思い続けてきたUKブランドのB&Wのスピーカーを購入するのがいいのか非常に迷っている。安い買い物ではないから慎重に選びたいけれども試聴には限界がある。店舗に聴きたいスピーカーが設置されてなければ聴くことができないわけだから慎重にならざるを得ない。

洋楽ロックの方はというと、毎夏恒例のフジロックフェスティバルはこれからも開催され続ける限り参加すると思うし、音楽CDの購入もそれなりにあると思うが、洋楽ロック専門誌の購読をほとんどしなくなった現在、新人バンドに手を出すことは無くなったといってもいいくらいに減った。音楽の守備範囲もだんだんと保守化しているように感じる。

それでも、聴いて気持ちよければ自分の守備範囲に含める。
新しい音と出会う場面というと、今は苗場で開催されるフジロックフェスティバルになっている。洋楽ロックへの興味や関心はフジロック開催前後で急速に高まり、年内に収束していく方向にあるように思う。

それ以外では、好意にしている音楽評論家など自分との音楽性のマッチングで、音楽CDの購入に前向きになるケースがそれなりにある。音楽評論が本業なのかよくわからないけれども、赤尾美香さんなどが取りあげる洋楽などは興味をそそられるし、運営しているサイト「Almost Famous」などもそれなりにチェックしている。

洋楽ロック専門誌の定期購読をやめ、立ち読みもほとんどしなくなった理由を考えてみると、やっぱり「自分が求める情報」の欠落だと思う。読みたい記事や情報が無い、あるいは非常に少ないなどの理由で金銭を支払って購読するほどのものではなくなったからということだと思う。

便利な時代になったので、情報はインターネットを通じて得るようになったし、オフィシャルサイトもかなり充実してきている。興味をもってその音楽について調べようと思えば調べられる。
新しい音楽との出会い(新しい、個人・バンドとの出会い)を提供するという意味では、専門誌の存在はまだまだ大きいように思う。反面、専門誌に依存するような音楽生活をおくっていない現在の自分としては音楽に対する興味はあっても、それを取り上げている専門誌の購入に踏み切らないのは、情報のリユースというか、何回でも読み返せる情報に価値を見いだしているからかもしれない。刹那的な情報は、その時の話題や興味を象徴するものだと思うが、しかし一方で使い回しのきかない一過性のものであるため、知識として持っていても損はないかもしれないが、逆にそれほど重要なものでもないと言うことがいえるのではないかと思う。

一過性のものに情報料を支払うのは「もったいない」という気持ちが強く働いているから、結果として専門誌の購読はしなくなったと言うことができるし、そういう思考でいくと立ち読みからも自然と遠のくのは必然なのかなと思う。
いちいち一過性の情報にアクセスしていたら時間がもったいないし、しかもそれは専門分野の一過性に過ぎないわけで、社会に広く貢献するあるいは情報を得ることで自分を成長させたりするというほどのものでもない。どちらかというと、ニュースペーパーよりも、女性週刊誌に近いのが洋楽ロック専門誌なのではないかと思う。

あえて”洋楽ロック専門誌に求める”ものと言ったらなんだろうか。生活情報誌のような感じで、洋楽ロックファンの音楽生活がこれまで以上に豊かになる情報を提供することなのではと考える。それと併せてニュースペーパーにみる時事的で音楽生活にかかわるような問題、例えばCCCD(コピーコントロールCD)や音楽著作権問題など、豊かな音楽生活を送ることを阻害するような問題を腰を据えて取材するなど音楽を愛する者の視点で、しかもなるべく広告収入に頼らない、誰にでも意見を言えるような体制をとることが望ましいと考える。

時事的な問題はスピードも大切だから、そういった情報はインターネットの利用を強くすすめるし、専門誌とサイトの両方で情報を補完して音楽生活と向き合えるようなものができればいいなあと思う。

07年3月22日(木)夏の野外ロックフェスティバル

フジロックフェスティバル07における出演者の発表も、とりあえず第2弾まできた。バンド名や個人名は知っているけれど、実際に聴いたことがあるのはごくわずか。むしろほとんど聴いたことがない人たちばかり。

今、職場のフジロック仲間にClap Your Hands Say Yeahの2nd Album「SOME LOUD THUNDER」を勧められて聴いている。昨年、出演予定だったものの何かの事情でキャンセルした彼らだが、今年のフジロックフェスティバルin苗場にあらためて出演が決まった。

彼らのアルバムの感想はまだなんとも言えない状態だけれども、味わいのある作品であることは実感した。ボーカルの声質はニール・ヤング系だと思った。聴き始めた頃の「アフター・ザ・ゴールドラッシュ」は凄く聴きづらかったのを思い出す。この「SOME LOUD THUNDER」も同じような印象を強く受ける。

聴いた瞬間から虜になる作品とそうでない作品があるが、Clap Your Hands Say Yeahの作品はどちらかというと後者になる。CDラックで少しの間、寝かせてから再び聴くとこんなに良い作品だったのかというのが、僕の中では結構あるのでこの作品もそういう部類に入るに違いない。

昔は、レディオヘッドも苦手だったし、ニール・ヤングも苦手だった。ほかにもそういうのがたくさんあるので、安易に聴かず嫌いができない。自分の感性を信じ過ぎてしまうと後々の名盤との出会いも無くなってしまう可能性がおおきくなるので作品の可能性を信じて、今は少し休ませてあげて時を経てまた聴いてみようくらいのスタンスでつきあうことにしている。

そういえば、パールジャムもその昔は凄く取っつきづらかったのを思い出した。それもちょっとしたきっかけで大好きになってしまったので、作品との出会いを感性任せにするのは、僕にとっては危険度が大きいのかもしれない。

フジロックフェスティバルに出演して欲しい人たちの希望をあげるとするならば、まず「パールジャム」「U2」「ディープフォレスト」「ヴァルティナ」などの洋楽勢は是非、あの空間で聴きたいと思う。邦楽では「小島麻由美」「井上陽水」が聴けたらいいなあと思う。特に「小島麻由美」はライブで聴いたことがないのでなおさら。「井上陽水」は再び夕方のグリーンステージでの出演を希望する。「奥田民生」の飛び入り大歓迎。是非「ありがとう」を歌って欲しい。

07年3月18日(日)同窓会

我が子の卒園時クラスの同窓会がぐんまフラワーパークであった。山の方に位置する公園で非常に寒かったが、こどもたちは久しぶりに会う仲間と元気に遊んでいた。風は強かったものの天気には恵まれたので、リコーのコンパクトデジタルカメラ「GR-DIGITAL」でチャンスをつくって写真を撮った。一眼レフと違って気楽な感じで写真を撮れるのがなんとも気持ちよかったし、使わないときでも邪魔にならない大きさに一眼レフにはないコンパクトデジカメの優位性を感じた。ストレス無く気持ちよく写真がとれて良かった。

フラワーパーク

花

お昼にバーベキューをして、午後もしばらく遊んだ。付き添ってきた大人たちは室内でひなたぼっこをしながら雑談を楽しんだり、園内にある植物園の花やサボテンなどを観賞して楽しんだ。

最後に大阪へ嫁ぐ卒園時の担任の言葉で締めくくられ同窓会はひとまず終了した。半日、大好きな元担任と一緒になって遊んだ我が子は、帰りの車中でぐっすり寝てしまった。次回の同窓会は8月を予定しているらしい。

07年3月15日(木)Web標準の教科書

注文していたものが届いた。「Web標準の教科書 XHTMLとCSSでつくる”正しい”Webサイト」。著者は益子貴寛氏。教科書というだけあって結構な厚みで読み応えのありそうな書籍。表紙カバーの手触りが気持ちよく、丁寧なつくりに好感がもてる。600ページを超えるその厚みは「XHTMLとCSSの理解を深めたい」や「CSSのレイアウト技法を身につけたい」「誰でもアクセスできるサイトをつくりたい」と願うサイト制作者必携の一冊であることをうたっている。

ほんとその通り。それらを習得し自分の思いを形に出来たら嬉しいし、検索エンジンで上位に位置づけられたらこれまた嬉しいし、サイトを覗いた人の満足度が高ければ尚更嬉しいと思えるから、聞きかじったり思いこみだけでサイトを制作するのではなくて、ルールをしっかり覚える=Web標準の教科書を活用してサイトの充実を図れればと思う次第だ。

07年3月14日(水)スタイルシート

最近はスタイルシート関連の本ばかり読んでいる。コツをつかんで上手に自分のサイトにいかせればいいんだけれど、なかなか思うようにはいかない。そんなわけで興味本位に自分が働いている事業所のサイト(ソースコード)を覗いてみた。

 結果、テーブルレイアウトで形作られていてちょっと唖然としてしまった。もう少し、文書構造とデザインがわけられていればいいのにと思った。まあ、そう思うのも最近の本を読んでいるからだけれども、スタイルシートが登場してから10年くらいたつらしいから、ホームページの制作会社ももう少し切磋琢磨してほしいと思った。

07年3月7日(水)フーファイターズのライブアルバム

最近よく聴いているのはフーファイターズのアコースティックライブアルバム「Skin&Bones」。久しぶりにリピートの多い作品に出会った。客の盛り上がり方もいいし、デイブ・グロールの歌も気持ちよく聴けるし、アコースティックならではの音の柔らかさも手伝ってスタジオ録音された曲も今まで以上に生命力が感じられる良い作品。

何回となく聴いていて思い出したのは、ニルヴァーナのアコースティックライブアルバム「アンプラグド・イン・ニューヨーク」。デイブ・グロールつながりっていうのはあるだろうけれども、凄く雰囲気というか流れで似ているところがあってドキッとした。本当にほんの一瞬の雰囲気なんだけど。

4月にはベック、5月にはナインインチネイルズのライブが控えているけれども、当分の間はこのアルバムで満足。ついでに「フジロック07」に出演 して欲しいと思う。

FOO FIGHTERS