着物百科 TPO・礼装・格・衣替他


【着物百科事典】1.きもののTPO

代表的なTPO・エチケットを守って美しく着こなしましょう
付け下げ訪問着色無地小紋留袖大島紬
披露宴
成人式
お見合い
パーティ
ご訪問
おけいこ
ショッピング
観劇
お正月
入学式
ご旅行

【着物百科事典】2.礼装・略装他

礼装略装趣味喪服
未婚女性既婚女性
着物振袖黒留袖&五つ紋付無地の着物&お召し・小紋縮緬か黒羽二重 の五つ紋付き縮緬か黒羽二重 の五つ紋付き
丸帯・袋帯丸帯・袋帯袋帯・名古屋帯染袋帯・名古屋帯袋帯(黒羽二重) 名古屋帯
帯〆金銀等 丸組ひも金銀の 平打ち組みひも組みひも丸組・平打ち黒羽二重
帯揚げ鹿の子 総絞り羽二重等縮緬・綸子絞り・綸子黒綸子
長襦袢綸子白羽二重お好みお好み白羽二重等

【着物百科事典】3.きものの格・扱い方・汚れ

①きものの格
着物は、冠婚葬祭や社交の装いとしてお召しになることが多くなりました。着物は日本の民族衣装ですので、着物について知って頂きたいと思います。
値段によりまして格が決まるものではなく、着物の材質や模様・家紋で決まります。
第一礼装・・・未婚女性は振袖です。正式には五つ紋付き大振袖です。既婚女性は、黒留袖と色留袖五つ紋付きです。
略礼装・・・色留袖の三紋付きか一つ紋付きです。または、訪問着の三つ紋付きか一つ紋付きです。

②きものの扱い方
きものの扱い方に気をつけて、大切なお着物をいつまでも美しく着ましょう。
着付けのする前に・・・きものの汚れを防ぐために、首・手足をきれいにしておきましょう。 
お着物を着ての外出時には・・・大きいハンカチを用意して食事の際にひざの上にのせましょう。特に食事の際は、衿もと・胸もと付近の汚れには注意しましょう。車のシートなど汚れやすい所にお座りになります際には、下に敷きます方がよろしいと思います。物を取ります時は、片方の手でたもとを押さえましょうね。
雨の日にははねあげないように気をつけましょう。
着た後は・・・汚れの点検をして、2時間くらい衣紋かけにかけておきます。
しまう時は・・・たとう紙に包みタンスにしまいます。桐ダンスが一番良いです。

③きものの汚れ
着物や帯は防水、防汚加工しておきましょうね。そして、きものの汚れは早めに処置しましょう。
絹物については家庭では処置しないでくださいね。色落ちします場合があります。クリーニング屋さんにおまかせしましょう。ご自分で処置して、その後で専門店さんにお願いしますと高額になる場合があります。ご注意してくださいね。
衿の汚れ・・・脱脂綿などに上質のベンジンに含ませて外にぼかすようにふきましょう。
袖口・裾の汚れ・・・ブラシをかけて、ベンジンを含ませた脱脂綿などで外にぼかすようにふきましょう。

【着物百科事典】4.きもののお手入れ・衣替え

①きもののお手入れ
正絹は風にあてませんと早くいたみます。一年に一回の虫干しをお願いします。
保存方法・・・ 防虫剤を使用しましょう。いつも同じ物を使用しましょう。タンスを開けて風通しをしましょうね。前頁でものべましたように桐ダンスが一番良いです。防虫剤をむき出しのまま入れますと、お着物が変色する場合があります。しょうのう・ナフタリン等
虫干し・・・虫干しの時期は、天気の良い11月下旬から2月迄の午前10時位から午後3時位までのあたたかい時間帯がよいです。土用干しは、7月の下旬から8月の下旬がよろしいです。お着物を大切にしてくださいね。

②きものの衣替え
お着物の衣替えは冷暖房の普及により、現在は昔のようではありませんが、目安として覚えますとよろしいと思います。
袷の着物・・・寒い季節に着まして、裏の付いていますお着物です。10月から5月末日頃まで着ます。袷の長襦袢は、11月頃から3月末頃、袷の帯は、10月から5月末日頃までです。
単衣の着物・・・暑い季節に着まして、裏の付いていないお着物です。長襦袢・帯揚げ・半襟も絽の物をつけます。単衣の着物は6月から6月末日と9月から9月末日頃です。

-季節より一足早く楽しみましょう-

1月 袷物のきもの、塩瀬の半襟2月 袷物、塩瀬の半襟
3月 袷物、塩瀬の半襟4月 袷物、塩瀬の半襟
5月 袷物、塩瀬の半襟6月 単衣のきもの、絽の半襟
7月 うすもののきもの、絽の半襟8月 うすもののきもの、絽の半襟
9月 単衣、塩瀬10月 袷物、塩瀬
11月 袷物、塩瀬12月 袷物、塩瀬

【日光・宇都宮観光】