【着物百科事典】5.帯の柄付け
全通柄・・・全面に柄が連続してつながっています。お太鼓柄・・・胴に巻いた前の部分の柄とお太鼓にした部分に柄があります。
【着物百科事典】6.家紋
一つ紋・・・略式のもので、背紋だけ一つけます。三つ紋・・・背紋・袖紋の三つの紋のことをいい、色無地などの着物につける。略礼装です。
五つ紋・・・背紋・抱紋・袖紋の五つの紋のことをいいます。留袖・喪服・男性の羽織に付けます。もっとも格の高い着物です。
◇家紋の種類
家紋の種類は5,000種類よりあるといわれております。記載しましたのは、よく使われています主な家紋です。
梅
細輪に中輪梅鉢
石持ち地抜き星梅鉢
丸に武田菱
糸雪輪に陰のぞき向こう梅
丸に三つ柏
丸に剣片喰
丸に梅鉢
丸に鶴の丸
六角に二つ引
【着物百科事典】7.きものの小物
お着物を美しく、着くずれのないように着付するために必要な小物です。-着付けをする時に用意する基本のお支度 に必要な小物-
※ タオル、ひもなどは着物の種類によって用意する数が違います。
①肌襦袢 ④衿芯 ⑦帯板 ⑩コーリンベルト
②裾よけ ⑤ひも ⑧帯枕 ⑪クリップ
③タオル ⑥足袋 ⑨伊達締め
種類 | 紐 | タオル | その他用意する物 |
---|---|---|---|
着物・袴 | 5 | 2~3 | 帯は半巾帯、重ね衿(伊達衿)ブーツは足袋はいりません |
振袖 | 5~6 | 3~4 | 重ね衿(伊達衿) |
留袖 | 5 | 2~3 | 末広(金銀の扇子) |
訪問着 | 4~5 | 2~3 | 重ね衿 |
付下げ | 4~5 | 2~3 | 重ね衿 |
色無地 | 4~5 | 2~3 | 重ね衿(無可) |
小紋 | 4~5 | 2~3 | |
喪服 | 4~5 | 2~3 | ★ |
七五三・七歳女児 | 3~4 | 1~2 | しごき、はこせこ、扇子、飾り紐 |
七五三・五歳男児 | 2~3 | 1~2 | |
七五三・三歳男児 | 2~3 | 1 |
【着物百科事典】7.ネット着付け教室
着付けのポイントを参考にして胸を張って着ましょう。1.背縫いは中心にしましょう。(上半身)
① 衿・・・太めの方はやや細めにして、やせた方は胸元をふっくらにさせる
② 帯揚げ・・・年配の方は細めに出し、若い方はふっくらとする
③ 帯締め・・・年配の方は中心で結び目を下げ、若い方は帯幅の中央で結びます
④ おはしおり・・・年配の方は斜めに、若い方はゆるい斜めにします
⑤ 半衿・・・外出着はやや多めに出します。ふだん着は細めに出します
⑥ 衣紋・・・太めの方はVにゆったりと抜きます。やせた方は丸みをつけ抜きます
⑦ 帯・・・背の高い方は帯幅を広目にしてください。太めの方は低目にしてください
⑧ おくみ線・・・おはしおりのおくみ線の縫い目と合うようにします
⑨ 上前褄先・・・上げぎみにします
⑩ おくみ・・・上前のすそ線は下前のすそ線とそろうようにします
⑪ 裾丈・・・後ろをやや長くします
⑫ 裾幅・・・裾すぼまりにします