AudioRock:不定期ダイアリー

2010年11月28日(日)イマジン・プロジェクト

2010年4月12日で70歳を迎えたハービーハンコックのコンセプトアルバムは、世界の才能あふれるアーティストたちが多数参加した夢のアルバムだそうだ。このアルバムを知ったのは自動車を運転していた時で、スターダストレビューの根本要さんが紹介していたのがきっかけだった。アルバム紹介の後、ピンクとジョン・レジェンドの2人が歌うピーター・ガブリエルの曲「DON'T GIVE UP」を一聴して購入を決めた。

まだ聴きこんでいないからこれがおすすめと自信をもって言えるような段階ではないのだけれど、リサ・ハニガンが歌う5曲目、BOB DYLANの" THE TIME, THEY ARE A' CHANGIN'(邦題:時代は変る) "とか8曲目デイブ・マシューズが歌うJOHN LENNONの"TOMORROW NEVER KNOWS"などは、すんなり心に入ってくる良い作品なんじゃないかと思う。

誰にでもおすすめできるという、万人受けするようなアルバムではないと思うけど聴けば心が豊かになりそうな良い作品。(国内盤全10曲入り)

2010年11月14日(日)趣味と専門誌

定期購読していると言えるような専門誌がなくなった。オーディオに夢中になっていた20代の頃は小学館から発行されていた「サウンドパル」を読んでいたし、Macも夢中になってからは「Mac Fan」を買っていた。洋楽ロックの専門誌「Rocki'n on」は一時継続的に読んでいたけど、洋楽ロック専門誌は立ち読みも含めて全般的に読まなくなった。

 

「オーディオ」「Mac」「洋楽ロック」どれもこれも興味がうせた訳じゃないし、いまでも趣味にしているものばかりなのだけれども、こと専門誌に限ってはほとんど読んでない。もちろん手に取ってレジに行く事はあるけれども、内容を問わずに購入している専門誌なんて今ではひとつもない。

 

趣味にとって専門誌って無くてはならない存在だったように思うのだけれども、インターネット上の情報が豊かになってきた事もあって、よほどのことがないと手に取らなくなったし、とってもレジまで行かないで立ち読みで満足しているような状態。結局、広告的な記事が多かったのかも。

 

じゃあ読みたい記事って何だろうって考えると、オーディオだったら比較試聴記事だったり使いこなしの紹介だったりするんだろうけど、それに加えて試聴ソフトが興味の対象外だったりすると、記事もぼけて見えてくるように感じている。

 

MacはOSのアップグレードなんかが一段落すると購読も一段落といった感じ。だから最新の情報も必要なんだろうけれど、やっぱりオーディオと同じでその後の使いこなしなんかの記事がもっとあってもいいのかなあって思う。

 

洋楽ロック専門誌について言えば、読む事に必要性を感じていないからだと思う。知識はインターネット上から得れば良いし、他の専門誌のような使いこなしがある訳でもない。好きなアーティストの情報はとことんネット上で探しまわれるし、その辺りを昔は専門誌に求めていた所もあるけれど、今やその存在意義もだんだん薄れてきているのだと思う。

 

読み物としてどこまで読者の関心を引きつけられるか。インターネット上では読めない記事の提供がこれまで以上に必要なんじゃないか。考察でも論文でも使いこなしでも、読者が疑似体験したような気持ちになる記事がもっとあればと思う。

専門誌も、それ専用のストアで購入すると電子書籍版も無料で読めるとかだと良いなあ。iPhoneやiPadで読めるようにその辺のサービスを拡大してほしいと思う。日経新聞のプラス1000円で電子版もっていうのは支持しない。

 

趣味の世界がさらに豊かになるような誌面を専門誌には期待したい。オーディオと洋楽ロックでコラボレートした専門誌が読みたい。季刊誌で良いので「Rocki'n on」あたりがオーディオ雑誌出してくれないかな。