AudioRock:不定期ダイアリー

2011年2月28日(月)5ヶ月後はフジロックフェスティバル'11

fujirock11
出演者の第1弾発表までもう少し。サマソニは一足早く発表になったが、やはり本命の発表無くして日本の野外ロックフェスティバルの新たな胎動は無いのではないかと・・・・・。

ロゴのデザインカラーもレッド&ブルーからレッド&グリーンに変ったことだし、今年は今年でいろいろな何かに変化があるのではないかと勝手に想像する。

iTunes Storeのアイコンデザインに変更があるのはなんてこと無いけれども、フジロックのデザインカラーが変更になったのは少々ガッカリしている。緑なす山々とデザインカラーのマッチングが良くないのではないかと。レッド&ブルーの引き締まったデザインから、半分とけ込むようなグリーンの色使いは言ってしまえば好みではない。そう、好みではないのだよ・・・・・。

第1弾発表にあってはおおむね20組程度があげられる様子。昨年はトム・ヨーク率いる"ATOMS FOR PEACE"の出演があったのだから、今年は"RADIOHEAD"とかどうでしょう?"R.E.M."や久しぶりの"FOO FIGHTERS"なんていうのも良いなあって思う。"PEARL JAM"にも出演してほしいし、可能性だけでいったら"U2"だってありだろうと思う。そうだな"KANYE WEST"のアルバム"My Beautiful Dark Twisted fantasy"を苗場のグリーンステージで聴きたいかも。

2011年2月26日(土)なんで聴くんだろう?洋楽。

洋楽聴いても歌詞を観ないと意味がわからない。それでも聴くのは聴いてて気持ちいいから。音に厚みがあってその重なり具合がすばらしいと思える作品が邦楽よりも洋楽に多くあるような気がする。音楽に厚みがあって心が豊かになるような気がするのが洋楽のような気がしているだけかもしれない。邦楽はどちらかというと、歌い手の声が重要でバックグラウンドで奏でる音楽は、それほど重要ではないみたい。ラジオやテレビ、CDから流れてくるる音楽を聴いてそう思った。

昔からアニメのサウンドトラックが好きで、よくCDを購入していたけれど洋楽もその延長線上にあるのかもしれない。だから歌の内容なんて気にしないし聴いてて気持ちよければ良いと思う。

だからなのか、たまに洋楽CDのライナーノーツや歌詞あるいは、その作品を取り上げている雑誌の文章を読んで感動することがある。

U2は高校生の時に初めてその存在を知った。でも高校のときは聴かなかった。U2との音楽的出会いは、社会人になって洋楽を聴くようになってから。レンタルCDで彼らのアルバム"ZOOROPA"('93年発売)を聴いたのが最初だったと記憶している。 初めて買った洋楽CDはシンディ・ローパーのベスト盤だった。

2011年2月18日(金)アニメ"けいおん!"K-ON!!

遅ればせながら、アニメ"けいおん"にハマっている。映像の方は第2期の途中までしか観てないのだけれど、音楽CDのほうは自分の中ではひと揃えした感じ。イメージソングにまで手をつけるつもりはないし、ラジオCD"らじおん"も今のところ興味なし。

今度の日曜日(2/20)には、さいたまスーパーアリーナでライブイベントも開催するようで、人気の衰えをまるで感じないところが凄いよ。音楽CDチャートでも優秀な成績を修めちゃうし"京都アニメーション"の功績はとてつもなく大きいね。結果的に社会現象を起こしちゃったんだから。

アニメに関しては女性の監督っていうのが良かったと思う。作画については一部見苦しい場面があったように感じたのが少々残念だったけれど、オープニングの始まり感にはじまって、ストーリーのテンポも良くて、我が子と一緒に楽しんで観ることが出来た。※男性監督でエロ丸出しのファンサービスみたいのがなくてほっとしてる。

次の展開が気になるところなんだけど、かきふらい原作の漫画"けいおん"は、まだ一度も読んだことがないので、そのうち手に取ってみようと思う。

2011年2月15日(火)最優秀アルバム賞にアーケイドファイア!

彼らのアルバム"THE SUBURBS"が第53回グラミー賞で最優秀アルバム賞を受賞した。おめでとう!

音楽CDで"THE SUBURBS"持っているけど、そんなに評価される作品だなんて思ってもみなかったので驚いた。前々作"FUNERAL"に収録されていた"WAKE UP"(U2の来日公演で使用された曲)みたいな、ヘヴィーローテンションしたくなる曲っていうのが自分には無くてあまり聴いてなかった。聴いてても作業用BGM的な扱いだった。(アルバムに悪いことしてしまった・・・)

これからは、最優秀アルバム賞という"肩書き"をきっかけにしてもっと聴こうと思う。※それにしても、映画「かいじゅうたちのいるところ」のCMソングで使用された"WAKE UP"は凄く印象的だったなあ。

2011年2月10日(木)BEAT SOUND NO.18購入した

BEAT SOUND NO.17は結局購入しなかった。

今回は、P116〜の曽我部恵一×和田博巳対談「現行レコードプレーヤー6機種について語る」を読みたかったから。OTOTOYから音楽作品を発表したり、Twitterでの発言なども見かける方なのでアナログレコードについてはどんな意見を持っているのか興味があった。※彼の作品は一つも所有していないのだけれど・・・・・。

彼のアナログレコードに対する発言で印象深かったのは、「やはりモノとしての美しさ」であるということ。「CDはデータが収められている"容器"」で「レコードはそこに直接音が刻まれているという意味で"彫刻"に近いもの」という思いがあり「アートワークも含めて"ひとつの芸術作品を鑑賞している"」という気にさせてくれる、とのことだった。


いずれレコードは無くなるものと思っていたが、予想に反してどうやらCDフォーマットのほうが早く逝ってしまいそうな気配。僕が中学生の頃(1980年代後半)にはCDもだいぶメジャーな存在になってきていた。アナログレコードにも親しんできたけれども、アナログレコードはコンパクトディスクの利便性には到底太刀打ちできなかったし、取り扱い(リピートやランダム再生を含めて)が楽で保管場所も比較すれば圧倒的にCDが有利だと思ってきた。しかしそれも音楽配信などによってCDの存在意義が不確かになり、同じデジタルデータなら保管場所をほとんど気にする必要のないMP3に取って代わられるのもわかる気がする。

アナログレコードには文化や芸術といったたぐいの匂いを感じるけれども、やはりCDはただの"容器"で石油製品のようなどこか使い捨てな印象を拭いきれない。大局的に観ればパッケージメディアとしてのコンパクトディスクはその役目を終えようとしているのかなと思う。


共著"未来型サヴァイバル音楽論"で津田大介さんが言っているように、まだまだCDの販促には開拓の余地があるように思うし、本当に世に問いたいような作品を発表するなら、ミニアルバム形式でせいぜい5曲も収録されていればいいのじゃないかと思う。安易だけれどとりあえずプラケースをやめてデジパックや紙ジャケにするとか、もう少し愛着が湧いて手元に置いておきたいと思うような手作り感が必要なんじゃないかと思う。

ただ現状は、欲しい音楽がiTunes Storeや他の音楽配信サイトで簡単に手に入れられないということ。パソコンがないと音楽配信も利用できないことを考慮すれば不確かな存在になりつつあるけれども、まだまだCDの生きる道はあるし、やり方次第で寿命はいくらでも延びるのではないかと思う。


※曽我部恵一さんのツイッターアカウントは@keiichisokabe

サイトは、http://www.sokabekeiichi.com

※津田大介さんのツイッターアカウントは@tsuda

2011年2月9日(水)MUMFORD & SONS"Sigh No More"

ロンドンを拠点に活動する4ピース・バンドの彼らが第53回グラミー賞「BEST NEW ARTIST」にノミネートされた、ということで興味本位に購入した。HMVの宣伝文句は 『2009年10月の発売以来、いまだその勢いが衰えないモンスター・バンド、マムフォード&サンズのデビュー・アルバムの日本盤がいよいよリリース!』と、かなり大げさ。でも、オリジナル発売から丸1年間全英チャートトップ40に君臨する本作っていうくらいだから、本当はもっと期待していいのかも。

売りは『バンジョーを取り入れたポップソング』『叙情系な楽曲から、ストリングスを取り入れた壮大な楽曲』まで収録され、本作のプロデューサーはアーケイド・ファイアの「ネオン・バイブル」、ビョークの「ホモジェニック」を世に送り出した敏腕マーカス・ドラヴスだということ。

    <彼らの実績は次の通り>
  • BBCサウンド・オブ・2009にノミネート。
  • 09年10月発表のデビュー盤『サイン・ノー・モア』は全英3位、全米16位、全米インディー1位、オーストラリア1位、アイルランド1位を獲得。
  • 全世界で100万枚以上売り上げる。
  • マーキュリー・プライズ2010にノミネート。
  • <チャート的にはこんな感じらしい>

    全英チャート3位!(55週連続TOP40)

    全米チャート16位!(30週連続TOP200)

    全豪チャート1位

    アイルランドチャート1位

『彼らは、イギリスのニューフォーク・ムーブメントをけん引する4人組で、フォークやカントリー、ブルーグラスといった伝統音楽を、現代を生きる若者視点で解釈、再構築して鳴らすモダン・ミュージック』と紹介していたのは音楽評論家の赤尾美香さん。

紹介文ひとつでバンドの印象って全然違う。でも百文は一聴にしかずで、やっぱりどんなに紹介文読んでも音楽は聴こえてこないから、聴ける環境を見つけて聴くに限ると思う。

ちなみに"MUMFORD & SONS"のアルバム"SIGH NO MORE"は良い作品だと思う。フジロックに出演してほしいなあ。グリーンでもオレンジでもいいからさあ。

※日本盤は新曲とライヴCDを追加収録したスペシャル・パッケージだって。